トレーラーハウスの土台はタイヤがついていますが、トレーラーハウスにエンジンやハンドルが搭載されているわけでないため、自走はできません。トレーラーハウスを移動させたい場合には、専門の業者に依頼し、けん引車にて移動させることが一般的です。移動をさせる場合にはまず内部の備品を固定し、外部接続の解除を行ってから移動させます。
実際にトレーラーハウスを移動させるために業者に依頼する場合には、当然ながら費用が発生します。この時の移動費用はトレーラーハウスのサイズや道路状況によって異なります。
移動距離が50kmまでであれば輸送料金は平均100,000円ほどとなっており、ここに基本料金と特殊車両通行許可申請料金が加算されます。輸送料金は距離が長くなるとその分増えていきますので、長距離を移動する場合には高額になるケースもあります。
ただし基本料金が発生しない業者もありますし、シャーシとけん引車の全長を合わせて12m以内であれば特殊車両通行許可申請料金は不要となりますので、具体的に必要となる費用はあらかじめ確認しておくことが大切です。
トレーラーハウスを移動させる場合には、さまざまな点を確認する必要があります。例えば車検付きトレーラーハウスの場合にはナンバープレートが交付されるため公道を自由に移動ができますが、大型トレーラーハウス(保安基準第2条の制限を超えた大きさ)の場合は、基準緩和認定書や特殊車両通行許可証の取得が必要となります。これらの取得には3ヶ月程度の時間がかかりますので、早めの申請が大切です。
また、いずれのトレーラーハウスの場合でも移動中の安全確保に配慮することが重要です。
どこに設置するかも重要なポイントです。例えば、安全のために地盤の強度が十分かどうか、敷地から公道までの広さが確保できるかといった点は業者に問い合わせて専門家に確認してもらうことがおすすめです。
そのほか、水や電気、ガスなどのライフラインを設置できるかも確認しておきます。もしトレーラーハウスの中で生活したいという希望がある場合には特に確認が必要な部分です。設置場所によってはライフラインの設置ができないところもあるため、業者にあらかじめ確認しておいてください。
指定の場所に設置するには、まずは工場からの輸送が必要になります。この場合、業者に依頼して設置場所まで輸送してもらうことがほとんどです。そして、トレーラーハウスが建築物に該当しないようにするには、「随意かつ任意に移動できる」状態の設置が必要となります。
また、適切な引き込み工事などにより電気やガス、水道などのライフラインの接続も可能です。ただ、トレーラーハウスの定義のひとつに「土地側のライフラインの接続方法が工具を使用せずに着脱できること」とあります。接続方法を間違えるとトレーラーハウスの定義から逸脱してしまい、建築物と見なされる可能性がある点には注意が必要です。
トレーラーハウスを設置する場合には、まずトレーラーハウス本体の購入費用が発生します。サイズや仕様、外装や内装デザインなどのオプションによって費用が変わってきます。購入費用は本体のみで1,000万円を超えるケースもありますが、そこまでサイズが大きくないトレーラーハウスのみであれば500万円以下で購入することもできます。
そのほかの費用としては輸送費用や設置費用、車検費用、税金などが発生します。設置費用については、路面状況や土地の勾配などによって異なります。
トレーラーハウスが建築基準法第2条第1号で規定されている「建築物」に該当しない条件、下記の内容が挙げられます。
また、「適法に行動を移動できる自動車」については、下記の通りとなります。
トレーラーハウスを設置する際に建築物に該当しないようにするには、上記でも述べていますが「随時かつ任意に移動できる」状態であることが必要です。
そのためには、例えば「車輪が取り外されていないこと。また、車輪が走行可能な状態に保守されていること」「トレーラーハウスの進行方向に固定された障害物がないこと」などの条件を満たす必要があります。